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6. 石油系界面活性剤って何?
皆さんは、「界面活性剤」という言葉を聞いたことありませんか?そもそも界面活性剤とは、何なんでしょうか?
界面活性剤とは、その名のとおり界面(境目)を活性(混合)させる性質をもっている成分のことです。つまり、分かりやすく言うと、通常だと混ざらないものでも、その両方の特性を持っている成分をいれると混ざります。
例えば、ドレッシングを思い浮かべてください。
ドレッシングは、水と油で作られています。その証拠に2層に分かれています。だから、使う前に良く振りますよね。そうすると、一時的に水と油が混ざります。でも、放っておくと、元の水と油に分かれてしまいます。
ところが、ここに界面活性剤を入れると、水と油が混ざった状態で安定します。すると、振らなくてもいいドレッシングができます。
成分に関心のある方は、「界面活性剤」という言葉、そのものに危険なイメージを持っておられる方がたくさんおられます。でも、本当に界面活性剤は、私たちにとって本当に危険なものなんでしょうか?
実は、界面活性剤だからと言って危険とは限りません。と言うのも、私たちの体内にも存在します。また、牛乳などにも含まれています。つまり、自然界にも界面活性剤は存在しているのです。
「じゃあ、安全か?」と聞かれると、「はい」と答えることはできません。「どっちやねん!」と突っ込まれそうですね。
確かに、自然界に存在する界面活性剤は安全です。でも、その効果が弱い!ですから、牛乳も常温で数日たてば、水と油に分離してしまいます。そこで、登場するのが、「石油系界面活性剤」です。石油系界面活性剤とは、石油から作られた界面活性剤です。私が配合したくない成分のひとつです。
油分と水分を混ぜた状態を、天然の界面活性剤とは比べ物にならないほど、長時間安定させます。
だから、この成分は、多くの化粧品に利用されています。簡単に言うと、化粧品は水と油から出来ています。もちろん、そのままだと分離してしまいます。そこで、安定させるために石油系界面活性剤を配合します。
だから、多くの化粧品は、水分+油分+石油系界面活性剤で作られています。また、メイク落としにもよく配合されています。メイクに使う化粧品は、ほとんどが油分を使用しています。汗で流れにくくするためです。だから、油分と相性のいい石油系界面活性剤が使用されます。
さらに、泡立ちを良くする目的でも使われます。泡は洗顔をする際に、肌への摩擦を軽減するクッションの役割をします。泡立ちが良いと「汚れが落ちている」と感じるので、洗顔料にもよく使用されています。でも、実のところ泡と洗浄力はあまり関係ありません。だから、やたら泡立ちはいいのに汚れが落ちない洗顔料ってありますよね。
このように、化粧品を作る際には、便利で欠かせないものなのんですが、最近は「危険だ!」と言う声も出てきました。
自然界で分解されにくく、環境に対して悪影響を及ぼすのは事実です。
ですから、私が関わる商品は何とかして、石油系界面活性剤を配合せず商品化することを心がけています。
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◆敏感肌・乾燥肌の方が知るべき7つのポイント
1.基礎化粧品は何種類も必要?
⇒ 2.無添加化粧品って?
⇒ 3.安全な化粧品って?
⇒ 4.防腐剤は危険?
⇒ 5.全成分表示の抜け道
⇒ 6.石油系界面活性剤とは?
⇒ 7.キレイ肌になるには?
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